森博嗣S&Mシリーズ
「すべてがFになる」から、「有限と微小のパン」まで読み終わった。
段々本が分厚くなっていくのは、読むのを躊躇う時もありましたが、
読んでみると意外とすぐに読み終わってしまう。
なかなか楽しめたと思います。
犀川先生素敵です。真賀田博士も素敵です。
しかし、この先どう読み進めていくもんなんだろう?
Vシリーズなのか?あるいは四季の方なのか?
まあ、ちょっと森作品を離れて別のを読みたいってのもあるので、
思い出したときに読みたいと思った方を読めばいいのかな。
・・・と思って先日Vシリーズの1作目を買ってきた。
以下、携帯電話に当時の感想をメモったもの。多少編集を加えてますが。
*冷たい密室と博士たち
なんというか、実に普通になってしまったなぁ。
前作のパワーが凄すぎて、普通にしか見えない。
いやまあ確かに良かったことは良かったんですけど、やっぱり普通なんですよね。
慣れちゃったってのもあるのかもなぁ。
*笑わない数学者
なんというか、トリックよりも数学の問題の方が難しいと思った。
これはまあ、おそらく俯瞰できる視点を持ってる読者だからそう感じるんだと思うけどね。
あとそろそろイチャイチャっぷりが目立って余計な気がしてきた。
話として、
冷たい密室と博士たち
笑わない数学者
すべてがFになる
の方が、盛り上がると思うんだけどな。
販売戦略的にこうなったらしいけど。
もうちょっとこのシリーズに出会ってれば、俺も勉強頑張ったかもなぁ。
勉強なんて無駄だ。だからこそ楽しい。
あー大学教授ってのも面白そうだな。
作者は理系の博士で元教授なんだっけ。
*私的詩的ジャック
まあ、密室で殺人ですね。
正直なところ、前2つとそんなに変わらない、いわゆる続編だなぁと感じました。
キャラが立ってきてる感じはしたかなぁ。
犀川先生は好きだな。こんな先生に教わりたい。影響を受けてタバコが吸いたくなってくる。
まあ、吸わないけどね。コーヒーはブラックです。当然です。
国枝先生もようやく本領発揮なのかな。これだけサバサバしてる人も珍しいと思う。いいキャラしてる。
一つ思ったけど、この小説、嫌な奴ってあんまりいないね。
犯人は犯人で悪人という描き方はあまりされてないし、
頭はいいけど、何かの拍子で歯車がかみ合わなくなったように思える。
*封印再度
今作で前半終了らしいね。国枝先生が正直別人に見えるんだけど。性格変わり過ぎじゃない?
今作は血液の病気と壷の謎が読みどころなのかな。
まさか本当にそういうもんだとは思わなかった。伯母様が強すぎるw
*幻惑の死と使途
まず驚いたのは、書評をプリンセス天功が書いてること。
まあ内容を読めば多少は納得できるけどここでこの人の名前を見るとは思わなかった。
影武者みたいなのはいいなと思った。
全く分からなかったけど、納得できたのは珍しいかもしれない。
*夏のレプリカ
なんというか、すっきりしないなぁ。犯人に納得がいかないのは読み方が悪いのかな。
結局何故殺したのかよく分からない。
気持ちよくない。
犯人を分かりにくくするために、面白さを犠牲にしてる気がする。
*今はもうない
最初から中盤までは微妙。後半のネタバレから面白くなる。読み返せばより面白いかもしれない。
だが本格的に最初の方は面白くない。事件そのものもなんかすっきりしないし。
うーん、気持ちの良くない話だ。
*数奇にして模型
急にオタクっぽい話に。いや、前から少しずつそんな話もあったか。ともかくもまあオタク臭い話。
今までで一番会話が濃い気がする。ただ何故犯人が殺されそうになったのかよく分からない。
まあちゃんと説明されてるけど今ひとつ納得行かないのよね。
やはり偶然のことを小説で起こすのは難しいんだろうなあ。
*有限と微小のパン
最終章。
たしかに最終章にふさわしい内容かも知れない。
ただ、これで終わり?という気もする。
真賀田博士は未だに生きてるし、事件そのものもさっと幕を引いちゃうし。
装飾についての話は面白いけど、真賀田博士は何がしたかったんだろう。
西之園萌絵というおもちゃで遊びたかっただけなんだろうか。
あるいは犀川と話がしたかっただけなんだろうか。
あるいは両方か。
最初は気にしてなかったけど、各章の最初の文章が各作品の一部の切り出しなんだね。
なんか感慨深くなった。
クライテリオンの話は・・・ネタが分かると「そんなことするか?w」と思えてしまう。
真賀田四季らしくない気もする。
・・・いや、本人がやったのでないなら分からんでもないけど。どうなんだろ。


なんだか、参考にならない意見ばかりですね。
コメント by パン — 2008/9/9 @ 9:19:16
まあ、読んだ感想ですからね。
ためになる話が聞きたければ他へどうぞ、ってことで。
何か検索に引っかかってしまうようなので、
たまたま見たんだとしたら申し訳ないですが。
コメント by sacrifs — 2008/9/9 @ 9:25:03