ギルドにお届けるするものは死体 – GBSaGa1パンチやりこみpart2


さて、第2回である。→part1はこちら

前回はやりこみの概要の説明に終始したので、今回はせめてパンチを買うところまでは進めたいと思う。全然進んでいないように見えるかもしれないが、全くその通りである。とはいえ、それはシナリオ上での話。このやりこみ上ではパンチが買えさえすればゲームは半分は終わったようなものである。言い過ぎと思うだろうか。だがこれは事実だ。紛れも無い事実だ。

パーティーは決まった。アイテムは売った。しめて108ケロだ。目標のパンチまでは392ケロ足りない。何とかして戦闘で稼ぐ必要がある。だがしかし、そもそも武器は売り払ってしまった。武器を装備せずに勝つ方法があるのか?答えは…1つだけある。

SaGa1では、敵の使用する能力にも回数制限がある。プレイヤー側にも回数制限があり、大変フェアである。流石、モンスターと一緒に街で暮らすのが普通の世界。ここでもフェアなのだ。すべての能力を使い切ると、通常エンカウントでは敵は逃げ、固定敵は死ぬ。つまり、ボス相手にポーションを使い続ければ、勝てるということになる。もちろんそのポーションも50ケロするので現時点では2つしか買えないのだが。

SaGa1の最初の世界、大陸世界では3人の王がいる。3人の王は英雄の像が身に着けていたはずの「キングのつるぎ」「キングのよろい」「キングのたて」をそれぞれ持っている。身ぐるみを剥がれた英雄の像は「英雄の町」にあるが、主人公達が言うには

「なにかがたりないな このぞうには」

と、倒置法を使うほどに何かが足りないのだ。武器防具がないとやはり美術品として未完成だったのだろう。芸術のわかる主人公たちである。

街の人からは立派な姿だった像の話を聞くこともできる。だが、3人の王たちについては争いばかりしている、という情報以外何もない。今何をするべきなのか、ということを示してくれる人は誰もいないのだ。3人の王に会って、それぞれの装備を奪い返し、英雄の像に戻す、というのがシナリオなのだが、話としてはやや強引である気もする。また、全て戻すとさらに強引な展開になるが、まずはお金についての話をしよう。しなければならない。

ボスは行動回数を使い切れば倒せる。現時点で戦えるボスは、盗賊の洞窟にいる親玉のどくがえるか、「キングのつるぎ」を持つ剣の王である。剣の王は攻撃回数無限のキングのつるぎを使ってくるので、攻撃して倒さない限り絶対に勝てないようになっている。したがって、倒せるのはどくがえるだけである。

どくがえるに対抗するために戦力を分析する。こちら側は防具はやりこみ制限により、なし。武器はパンチを買えないので、なし。つまり、アイテムだけでなんとかする必要があるが、現状使えそうなアイテムはポーションということになる。丸裸にポーション2つ。これが4人の装備である。まるで心もとない。

どくがえるの能力はかみつき20、さわるとどく25、×れいきである。×れいきは行動能力ではないので、「かみつき」と「さわるとどく」の回数が0になれば、自爆して戦闘終了のはずである。さわるとどくは攻撃してきた相手にどくを与える能力であるが、そもそもこちらの攻撃手段はないので、無効である。よって、かみつきの20回だけ気にすればよい。いくら防御が0でもかみつき数回は耐えられるはず、ということで、さっそく、盗賊の洞窟へ向かう。

ポーションはHPがやや高い主人公に持たせ、最後列に並び替えた。一応最後尾のほうがダメージを食らいにくい設計にはなっているようだ。アイテムを持っていると、戦闘時に使わざるをえなくなってしまうため、戦闘では「にげる」を選択する。もちろん実際には逃げられないが、ポーションを使うことは回避できる。

どくがえるのかみつきのダメージは20強で2回ダメージを受けるとHP40の仲間たちは倒れてしまう。そこで、一度ダメージを受けたらポーションで回避させる。ただ噛み付かれ、無理やり薬を飲まされ、呆然と立ち尽くす、悲しい状況の完成だ。だが、我々は無抵抗にやらているのではない。その先にある勝利を見つめているのだ。

ダメージを計算すると、3人の仲間をポーションで回復させながら戦うと、かみつきに18回耐えることができる(ポーションで20前後回復すると仮定すると、ポーション分で6回、+仲間1人で2回×3で18回)。主人公のHPは60なので、2回は耐えることができる。したがって、20回のかみつきを完封できる。HPの残りは1桁だろうが、勝てばいいのだ。「さわるとどく」についてはそもそも触らないので毒になることはない。

さて、ギリギリのHPではあるが、さわるとどく、かみつきを使い切ると、どくがえるは勝手に自滅する。雑魚敵の場合はケロは一切手にはいらないのだが、ボスの場合は倒したことになるため、ケロももらえる。120ケロという大金である。そう。装備を売り払っても手に入らない、こんな額の金をもらうことができてしまうのだ。また、どくがえるは流石盗賊の親玉というだけあって、洞窟の中に宝箱もある。「ポーション」「ブロンズのたて」「ちからのもと」がある。売れば25ケロ+20ケロ+150ケロで195ケロにもなる。これで全体で400ケロくらい貯まることになるわけだが…足りない。そもそもポーションで100ケロ使っているので、300ケロ。パンチは500ケロ。足りない。全く足りてない。

道は閉ざされた。

盗賊の洞窟の固定敵も逃げはしないので、倒せるのだが、数人を犠牲にしても回復させる手段がないため、1回限りの方法なのだ。どくがえるにしか使えない。

私は一旦諦めた。最初だけは武器を使ってもOKということにしよう、と。だが、本当にそれでいいのか?もっとできることがあるはずでは?すぐに楽な方へ逃げていいのか?そうやってまたお前は堕落していくのか?言い訳して見なかったふりをしているだけなんじゃないか?

ここで、前に書いた助言をもらうことになる。

これ。最初はハート(生き返らせることができる回数を示していて、初期値は3)を使いきらなければギルドで交代させることはできないと思い込んでいた。だが、試してみたところ、単純にHPが0になっていればギルドで交代できるようになっているようだ。死人に口なし。いいね!いいの?

ギルドで仲間を交代させれば、装備品が再度もらえる。よって、これにより恐ろしいループが完成することになる。

  1. 仲間を集める
  2. 装備を売る
  3. 戦闘する
  4. 仲間が死ぬ
  5. ギルドで死んだ仲間を交代
  6. 2.に戻る

これにより、全滅することもなく、敵を倒さずともお金だけは増やすことができることになる。私はこれを死体送りと名付けることにした。なんとかファンタジー10の異界送りに似ている気がするが、明確にパクリである。言い逃れはできない。死体送りをすることで、ギルドには大量の死体が送りつけられることになる。もちろん、気持ちとしては後で生き返らせてやりたいが、お金のない現状ではどうしようもない。まずは旅に出る必要がある。旅に出るのに必要なのは服ではない。少々のお金と、パンチである。

主人公は死体送りできないので、死体送りで3人送り込むと、36ケロ。10数回死体送りをすれば、主人公の回復分も含めて足りる計算になる。つまりはギルドには半死体(ハートは残っているので半とする)が、30体くらい並ぶことになる。おれはいやだぜ。だけどやるしかないんだぜ。

これが主人公に人間女を選んでいれば、選んでさえいれば、サーベルを売るだけで1000ケロが手に入り、パンチもすぐ買える。人間男を選んだばかりにギルドに死体が30体並ぶ。あまりにあんまりではないか。だが、それもパンチが買えさえすれば、並ぶことはできるのだ。所詮はスタート地点の違いでしか無い。私はスタート地点を間違えた。ゴールは一緒だ。焦らず行こうじゃないか。早いだけがやりこみじゃないし、難しいだけがやりこみじゃない。楽しくゲームすることが本当のやりこみなんだ。楽しんでいれば全て正解なんだ。

そんなわけで、私は30体ほどの死体をギルドに送り届け、最後にどくがえるに自爆してもらい、宝箱のアイテムを売り払い、ついに、パンチを購入することができたのだ。あっさり書いているが、このやりこみ中、もっとも大変なのはこの部分だったのではと思うほどである。パンチ購入だけでこんな壮絶なことになるとは全く思わなかった。ここはやはりSaGaシリーズファンとしてこう書きたい。

ねんがんの パンチをてにいれたぞ!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。